失敗は優しさの最高の先生
僕は本当に失敗が多い。 失敗しないように注意してるつもりでも、失敗する。
つまりおっちょこちょいなのだ。
でも膨大な失敗を経験したことで、良いこともあった。 それは失敗を怖がらなくなったことと失敗を許せるようになったことだ。
後者は日本社会に出てから、とくに良いと思ったことだ。
日本社会では、学生時代に比べて失敗しずらい。 世間体や人事査定が絡んでくるからだ。
だから社会人はますます失敗できなくなる。
そのうち失敗しない自分を凄いと思うようになり、失敗する他人をダメだと思うようになる。
けどそれは間違っている。
人は大なり小なり失敗する。
失敗することがDNAに組み込まれている。
なぜなら、失敗は生き残るための進化に必要だからだ。
失敗は、どうしたら成功するのかの基準になる。 多くの失敗は、その基準を正確にする。
だから本来、失敗した他人は褒められるべきなんだ。 彼らのおかげで、また一歩成功に近づけたのだから。
とくに日本社会には、失敗を許せる感覚を身に付けて欲しい。
そしてそれは失敗することからしか得られないことを忘れないで欲しい。
もちろん、同じ失敗を繰り返すことはダメだ。成功に近づけていないんだから、その時は注意すべきだろう。
けど挑戦による失敗は、どちらの結果になっても褒めるべきだ。
日本は恵まれている、インフラやサービス、あらゆるものに完璧を求めるからだ。
完璧を求めることは良い。 ただ失敗しないこと=完璧じゃない。
その思い込みが、失敗してはいけないと錯覚させる。 錯覚して失敗する他人をダメだと思う。 ダメだと思うから自分も失敗を怖がる。 そして人は他人に優しくなくなる。
挑戦して成功したなら賞賛しよう。
挑戦して失敗したなら感謝しよう。
失敗は優しさの最高の先生だ。