良いパフォーマンスを発揮するために、無視すべきインプットおばけ
「この資格は必須だ」「起業は怖い」「みんなが勉強している」「日本人の生産性は低い」「中国人は怒りやすい」「ゆとりはダラシない」「バブル世代は頼りない」「資本主義はロクでもない」「民主主義が正しい」「宗教は胡散臭い」「プログラマーは35歳で定年」「成功者は人格者」、これらはかなりの確率で先入観だ。
そして、ネガティヴなイメージを与える先入観は悪い先入観だ。
悪い先入観は、余計なストレスや不安を煽るだけで、何のリターンも生まないのが特徴だ。
先入観は他人、友人、家族、教科書、メディア、はてなブログなどからの大量のインプットで生まれる。
だから僕は悪い先入観を、インプットおばけ👻と呼んでいる。
人の知識の95%は先入観だ。
だから、誰しも👻を持っている。
大事なのは👻を「無視すること」だ。
なぜなら👻は、仕事やプライベートで、致命的なパフォーマンスダウンの原因になるからだ。
例えば、「ゆとりはダラシない」という👻を持ったリーダーのパフォーマンスは良くない。
なぜなら、このリーダーは心から部下を信用できていないからだ。
部下への疑心暗鬼は、部下のマネジメントにおいて致命的な悪影響を生み、リーダーとしてのパフォーマンスは最低になる。
原因は👻を無視しできなかったからだ。
そもそも、👻の言ってることは微妙にズレている。
リーマンショック、311、就職氷河期とゆとり世代はそれなりの荒波を経験している。
だから彼らは、他の世代に比べて、強い危機感を持っているのが特徴だ。
「いつ無職になってもおかしくない」という前提で行動しているから、備えることを怠らないんだ。
ただその特徴は、社会では裏目にでる。
危機感が強すぎて、非効率的な文化や非生産的な作業、形式だけの行事を嫌がってしまうからだ。
具体的なリターンが描けないと、ネガティヴになってしまうんだ。
でも👻は、その事実を隠し単に「社会性が無い」としか言わない。
そして👻の言うことを真に受けると、「ダラシない」と錯覚する。
本当は、事実と程遠いと言うのに。
👻を無視することは、生産的な時間や健全な精神状態を作る強力なツールになる。
ツールを手に入れるためには、常に、インプットを疑うことが有効だ。
「👻の言ってることは本当か?」と、日々、問い続けて欲しい。
👻の言うことは、たいてい根拠が弱く、十分な統計も無く、論理が飛躍しまくっている。
慣れれば👻を見分けることも、無視することも容易だ。
良いパフォーマンスを発揮するためには、インプット👻を無視することが重要なんだ。
サムネイル画像引用元:http://blog.oxforddictionaries.com/2016/10/quiz-ghost-cat/