2013年度就活生から、2018年度就活生と弟へ
今年、弟が就職活動をするらしい。
旬なネタを書くのは性に合わないけど、今回だけは兄の務めと割り切って我慢しよう。
このエントリーでは、僕が過去に実践したこと(主にテクニックと心構え)について話す。
ただし、僕が就活をしたのは5年前なので、全てが今年の就活生に対して最適なアドバイスとなっているのかは分からない。
その点は了承していただきたい。
まず僕の当時のステータスは次の通りだ。
国立理系
マスター卒
内定x5(大きな声では言えないけど、全て最大手、内訳は日系4外資1)
内定ホルダーを目指す人には、少し物足りないかもしれないが、以上を前提に「参考になるかも」と思えば読んでほしい。
ES
最も効果的なテクニックは、学歴を確保することだ。
残念ながら、それ以外のテクニックは気休めにしかならない。
なぜなら、とくに大手になるほど、コストをかけて飛び切りな人材を確保するよりも、コストを抑えて優秀な人材を集める方を好むからだ。
だから、余計なことを考えない心構えはとても重要だ。
学歴フィルターを前提に、過度な期待を持たないことだ。
そしてどんな結果になっても、気にしないことが今できることだ。
Webテスト
最も効果的なテクニックは、玉手箱といった業界に特化したテキストで備えることだ。
他にも小手先にはなるが、適性アンケートの内容はできるだけその業界に適した人材に見える内容にすることが大事だ。
これは性に合わない人もいるだろうが、できれば内定を取ってから悩むようにしてほしい。
面接
最も重要で難しいのが面接だ。だからここは、少し念入りに話しておこう。
自信と余裕に溢れた見た目と話し方を持て
「もう内定3個ぐらい持ってますよ」くらいの見た目と話し方を持とう。
必死に売り込むことが悪いとは言わないが、そういったスタイルは就活が長引いた場合に不利になる。
社員と間違われよう
とくにこれはグループ面接で有効だ。
学生くさい就活生より、社会人くさい就活生の方が圧倒的に印象がイイ。
もちろんピコ太郎のようにぶっ飛ばず、最低限のトンマナを忘れずに。
研究概要の英訳を暗記しておこう
英語で話せるネタを仕込んでおこう。
「研究テーマの概要を英語で」は良くあるパターンだ。
最低限、自分の研究テーマは話せるようにしておこう。
採点しやすい自分になろう
面接は、企業が就活生を採点する時間だ。
30分たらずの間で、いかに沢山のスコアを獲得するかが重要だ。
だから面接官が採点しやすいようにしよう。
具体的には、まず一般的な社会人スキルを参考にしてほしい。
社会人スキルには、話し方やロジカルシンキング、アンガーマネイジメント、プレゼンテーション、協調性、多様性、国際性、ストレス耐性など沢山ある。
ある程度、回答を準備したら、その回答がどのスキルに対応しているか確認しよう。
もし1つのスキルに集中していたら改善しよう。
採点機会が限定されれば、かなりの確率で落ちる。
面接官に感謝しよう
クソのような面接官にはしなくてイイ。
ただもし、良い面接官の印象を受けたら、最後に「お忙しい中ありがとうございました」と言ってみよう。
面接官には、人事以外の人が来ることは当たり前だ。
そして、最終的にはその人の心象が決め手になる。
「一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうか、これこそ就活で最も大切なテクニックだ。
まとめ
社会人になると「ユーザー=今までの君たち」を第1に考えて行動する機会が圧倒的に増える。
なぜなら、良いプロダクト、良いサービス、良い体験は、結局相手を想う気持ちから生まれるからだ。(と美味しんぼの海原雄山先生ですら言っている)
面接官は君たちとって初めてのユーザーだ。
その肩慣らしだと思って、思う存分就活を楽しんでほしい。
2018年に、君たちに会えることを楽しみにしている。
サムネイル画像引用元:http://www.adcorp.co.nz/news-blog/How-to-Use-Social-Media-to-Recruit-the-Best